| 境内には豆腐地蔵と呼ばれるお地蔵様が祀られている。安永年間(1772〜81年)当寺の坂下にあった豆腐屋の主人は強欲で近隣の憎まれものであった。地蔵尊がその邪悪の心を直すため、坊さんに変身して豆腐を買いに行った。坊さんの払うお金がいつも木の葉に変わってしまうため、豆腐屋が怒ってその店先で手首を斬ってしまった。豆腐屋が滴る地の跡を追っていくと、東福院の地蔵堂で跡が消えてしまった。豆腐屋はそこで初めてこれは地蔵尊の戒めと悟り、改心し善人に立ち直り永く地蔵尊を信仰したという。それ以来、「豆腐地蔵」と呼ばれようになり、切り落とされた手首をさすると、傷・腫れ物が治ると信仰を集め、信者から豆腐が供えられるようになったという。また、その後豆腐屋が繁盛したことから商売繁盛を約束する守護神となった。
|